発表

SS-056

心理学とエピジェネティックス

[企画代表者,話題提供者,司会者] 藤澤 隆史:1, [企画者,話題提供者] 西谷 正太#:2, [話題提供者] 斎藤 晃:3, [話題提供者] 高岸 治人#:4, [指定討論者] 野村 理朗:5
1:福井大学子どものこころの発達研究センター, 2:エモリー大学, 3:鶴見大学短期大学部, 4:玉川大学脳科学研究所, 5:京都大学

「生まれ」か「育ち」かという問題意識は,長年,心理学においても関心を集めてきた議題である。エピジェネティックスとは,DNAの塩基配列に依らず,その発現等を制御する生体機序およびその学術分野であり,「育ち」の影響下にありながら,「生まれ」を規定する遺伝子機能の制御に関わる点で注目されている。それゆえ,心の成り立ちが,「生まれ」と「育ち」の相互作用から成ることを支持する諸心理学分野(発達,社会,文化)にとって,エピジェネティクスは今後欠かせない議題である。現在,欧米を中心に心理学分野のエピジェネティックス研究が活発化している一方,わが国はまだ途上にあると言える。そこで本企画では,向社会行動やアタッチメントのエピジェネティクスを,世界に先駆けて発信してきた研究者に,これまでの成果を発表いただき,心理学におけるエピジェネティックスの今後の可能性,将来の展望,現状の課題について議論するものとしたい。
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