発表

SS-053

アフォーダンスによる個別事例の研究:映像分析による事例の汎用性

[企画代表者] 森 直久:1, [企画者] 田中 彰吾:2, [企画者] 三嶋 博之:3, [話題提供者] 綾屋 紗月#:4, [話題提供者] 喜多 ことこ#:4, [話題提供者] 山本 尚樹#:5, [話題提供者] 西尾 千尋#:3, [司会者] 河野 哲也:5
1:札幌学院大学, 2:東海大学, 3:早稲田大学, 4:東京大学, 5:立教大学

 個別事例はどのように分析すれば,他の人々にも有用な情報となるだろうか。個々の出来事の記述は,どうすれば汎用性をもちうるだろうか。生態学的心理学者のE・リードは,「促進行為場」という魅力的な概念を提示している。促進行為場は,人間を発達に向かわせる環境の構造化では,いかなる複合的な相互作用が生じているかを包括的に表現しようとする。それは,人がどのように周囲の環境のアフォーダンスを捉え,どのような環境が行為を促進しているかを捉えようとする概念である。
本シンポジウムは,個人の発達を促進行為場におけるアフォーダンス利用の巧みさの向上として理解し,映像アプリケーションを使って分析した事例を紹介する。こうしたアフォーダンスの分析によって,ひとつの事例は有益な情報として他の人にも転用可能となる。事例記述をアーカイブとして集積することで,従来の法則学とは異なった事例学としての心理学を創出できるであろう。
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