発表

SS-043

文理融合・学際的視点からみた意識の諸相について

[企画代表者,司会者] 原 幸一:1, [企画者,話題提供者] 渡辺 英治#:2, [話題提供者] 坪井 宏仁#:3, [話題提供者] 對梨 成一:1, [指定討論者] 石川 幹人#:4
1:立命館大学, 2:自然科学研究機構基礎生物学研究所, 3:金沢大学医薬保健研究域, 4:明治大学

“意識”という言葉には様々な属性があり,現在は脳機能との関連で語られることが多い。例として,神経学者であるCoch(2018)は神経系の下地を構成する相互構成体を想定してΦなる意識系を提案している。
しかし,AI(人工知能:以下AI)の可能性は人間を取り囲む環境との関わりで意識を理解する手がかりを示している。また,AIにおいて意識をどのように定義つけるかは今後重要な課題となる。さらに,生物学的な観点からは,中枢神経系とそれに関連する諸因子が心理的特性を介して意識と相互作用することを説明できるかもしれない。定型の人々の覚醒水準からではなく,質的に異なる障害をもつ方々から推測される“意識”が人間を理解する手がかりになることが示唆される。さらに,従来の心理学における知覚レベルから捉える意識のあり方もある。
“古くて新しい問題”である“意識”のとらえ方を理学・工学領域,医学領域,心理学領域から概観することとする。
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