発表

SS-032

ヒトの社会的認知の起源:胎児・新生児期の身体性と社会性発達

[企画代表者,司会者] 明和 政子:1, [話題提供者] 新屋 裕太:2, [話題提供者] 松永 倫子:1, [話題提供者] 國吉 康夫#:2, [話題提供者] ロニー ゲイヴァ#:3
1:京都大学, 2:東京大学, 3:バル=イラン大学

発達障害は,遺伝的要因だけでなく,環境要因との相互作用による中枢神経系の機能障害であることが明らかになってきた。たとえば,欧米を中心とした最新の長期コホート研究は,周産期(胎児期~新生児期)の異質な経験環境や胎内経験の短縮が,発達障害(スペクトラム)の発症と関連することを示している。周産期は,身体―環境の相互作用によって脳神経系,とくに脳幹を中心とする皮質下のネットワークが顕著に形成される時期(感受性期)にあたる。本シンポジウムでは,周産期からの身体性(embodiment)に焦点をあて,ヒト特有の社会的認知の創発・発達との関連について議論を深めたい。はじめに,当該分野の最先端の研究を牽引する4名の先生方に最新の動向を紹介いただく。それらをふまえ,周産期からの発達原理解明に向けた今後の課題について,フロアの皆さんと議論したい。
詳細検索