発表

SS-028

あなたは「伝えるための心理統計」を実践できていますか?―著者・査読者・編集者に向けた諸提言―

[企画代表者,話題提供者,司会者] 樫原 潤:1,2, [企画者,話題提供者] 市川 玲子:3, [話題提供者] 竹林 由武:4, [指定討論者] 宇佐美 慧:5
1:日本大学, 2:日本学術振興会, 3:イデアラボ, 4:福島県立医科大学, 5:東京大学

心理学の研究成果を,専門の垣根を越えて社会に伝えていくためには,個々の研究目的に見合った分析手法を選び取り,分析結果がもつ意義をわかりやすい形で説明していく必要がある。「型通りの分析を実施し,効果量と信頼区間をルーティン的に併記する」等の消極的な研究姿勢で満足せず,より多くの人々が理解しやすい「心理統計の伝え方」を模索し続ける姿勢は,すべての心理学研究者に求められるものだろう。
本シンポジウムでは,基礎研究(樫原),臨床試験(竹林),サイエンス・コミュニケーション(市川)という多様な文脈からの話題提供と,心理統計学者(宇佐美)による指定討論を通し,「伝えるための心理統計」の促進に向けた諸提言を示していく。「著者が分析手法や伝え方をどう選択するか」という観点のみならず,「著者の選択を,査読者や編集者がどう後押しするか」という観点も交え,心理学界全体を見据えた議論を活発に交わす場としたい。
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