発表

SS-015

パーソナリティ研究の迷い道―何を,どう測り,どう役立てるのか?―

[企画代表者,話題提供者] 山崎 勝之:1, [話題提供者] 増田 真也:2, [話題提供者] 谷 伊織:3, [話題提供者] 横嶋 敬行:1, [指定討論者] 有光 興記:4, [指定討論者] 佐藤 豪:5, [司会者] 内田 香奈子:1
1:鳴門教育大学, 2:慶應義塾大学, 3:愛知淑徳大学, 4:関西学院大学, 5:同志社大学

 パーソナリティの研究史は長く,膨大な研究量が確認できる。しかし,研究の再現性は乏しく,因果の推定精度も低い。この結果,社会的に実効性をもつ研究は不足し,研究のあり方に抜本的な改善が迫られている。この問題に駆られ,本シンポジウムが開催される。
 話題提供では,①現在までの研究上の混乱を描写し,混乱の原因として概念と測定の問題を最初に扱う。とりわけ,②多用される質問紙の回答方法等の問題による研究内容からの逸脱が強調される。また,③測定法の中核となる妥当性について,総合的把握の代表格である近年のBig Five尺度を対象に吟味する。さらに,④ほぼ意識上の測定一辺倒であったこの領域に潜在連合テストなど非意識での測定の必要性に切り込む。
 討議の道標は,社会的に貢献できるという視点となる。批判に終始することなく改善策を提起し,指定討論に先導され,研究の混迷から脱却できる可能性を模索したい。
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