発表
SS-008
障害児・者への音楽を利用した介入を考える |
発達障害への介入法は,その知覚特性・行動特徴を考慮し,対象者のニーズに応じてさまざまに開発されている。今回,基礎心理学を応用した感覚統合,行動療法,認知改善療法を取り上げ,それらを対象者により適応的に行うために,音楽を使用することを提案したい。まず柿崎氏に発達障害の対象者に感覚統合を行う際に音楽の使用が与えるメリットについて,次に二俣氏に行動療法への音楽の応用が対象者に与えるメリットについて,最後に,企画者の押山が認知改善療法への音楽使用が対象者に与えるメリットについて,話題提供を行う。指定討論は,高次脳機能障害学と認知リハビリテーションの立場から坂爪氏に,発達障害の総合的な支援という視点から佐々木氏に行っていただく。司会は学習心理学・行動分析学が専門の木村氏にご担当いただき,多角的な視点からの議論を行ないたいと考える。