発表

SS-006

知性の進化と技術の創出:先史と現代をつなぐ学習心理学的分析

[企画代表者,司会者] 吉岡 昌子:1, [企画者,話題提供者] 樋口 義治:1, [話題提供者] 上峯 篤史#:2, [話題提供者] 澤柿 教淳#:3, [指定討論者] 坂上 貴之:4
1:愛知大学, 2:南山大学, 3:松本大学, 4:慶應義塾大学

ヒトの脳は5万年ほど前に現在の重量になったと推定される。当時と現代で遺伝子レベルの大きな違いがないとすれば,自然界に適応して道具を作るヒトの能力も基本的に同じであると考えられる。現代は教育やコンピュータの普及により,自ら技術を生み出す必要性に迫られることは少ない。しかし,大災害などによってこれらが機能しなくなれば,技術を再発明しなくてはならない。このように考えると,知性の進化を基盤として,先史以来ヒトが物理法則を見出(発見)し,技術を発明する学習の過程を探ることは現代的な意義をもつ。本シンポジウムでは,先史から現代に至る法則の発見と道具・技術の創出について,学習心理学の視点からの考察を軸に,関連領域として石器や土器など先史のヒトの技術創出を紐解く考古学,現代の子どもが物理法則を学ぶ学校現場の理科教育それぞれの立場から話題提供を受け,領域横断的にこの問いに迫る。
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