発表

SS-081

日本の社会文化的環境における親子のアタッチメントの特徴

[企画代表者,話題提供者] 梅村 比丘:1, [話題提供者,司会者] 大久保 圭介:2, [指定討論者] 桂田 恵美子:3, [指定討論者] 田附 紘平#:4
1:広島大学, 2:東京大学, 3:関西学院大学, 4:名古屋大学

Bowlby (1969/1982) が進化論に基づいて理論化したため,アタッチメント研究における文化間の共通性と相違性についての議論は尽きない。特に,現在のアタッチメント研究では,文化的特徴を考慮することが重要だと考える研究者と,重要でないと考える研究者の二分化が顕在化している。日本においては,Takahashi (1986) が日本の母子によるストレンジ・シチュエーション法 (SSP) 研究での文化差を報告し,この議論の先駆けとなった。しかし,教科書に載るような,日本における親子間アタッチメントのはっきりとした特徴のコンセンサスが確立されていないのも事実である。
 本シンポジウムでは,日本におけるアタッチメント関係について,他の文化や社会との共通性と相違性に焦点を当て,SSP研究の新しいデータによる日本の乳児の特徴と,思春期における青年・母親・父親の3者のアタッチメントとケアギビングにおける日本独自の特徴についての研究を報告する。
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