発表

SS-078

「出会い」創出をめぐる心理学のもつ可能性と社会的期待;Speed Dating研究の展開

[企画代表者,話題提供者] 相馬 敏彦:1, [企画者,話題提供者] 西村 太志:2, [企画者,話題提供者] 鬼頭 美江:3, [話題提供者] 谷口 淳一:4, [指定討論者] 小森 政嗣:5, [指定討論者] 増田 匡裕:6, [司会者] 山田 順子:7, [司会者] 金政 祐司:8
1:広島大学, 2:広島国際大学, 3:明治学院大学, 4:帝塚山大学, 5:大阪電気通信大学, 6:和歌山県立医科大学, 7:玉川大学, 8:追手門学院大学

 これまで対人形成のダイナミズムは,架空の他者との出会いを設定した実験や,既に形成された関係を過去に遡る調査など,現実から距離のある手法によって研究されてきた。これに対し,近年,より現実的な出会いにアプローチするSpeed dating(以下SD)と呼ばれる手続きが提唱され,知見が重ねられつつある。この手続きは,お見合い場面を企画,実行する中で,人と人とが惹かれ合うプロセスを研究者がつぶさに観察する手法である。例えば,男女10人ずつが,順に一組3分程度で会話していき,最後に,その後交際(デート)したい相手を選択する。そして,相互選択が生じたペアには,相手の連絡先が提供されたりして交際の開始が促されるという一連のやり方をとる。ここでは,SDについて概説した上で,日本で行われたいくつかのデータから示される心理プロセスや,効果的な「出会い」を解明することへの社会的期待や可能性について議論する。
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