発表

SS-074

歩行を起点とする発達のカスケード

[企画代表者,話題提供者,司会者] 外山 紀子:1, [話題提供者] 西尾 千尋#:1, [話題提供者] 高梨 克也#:2, [指定討論者] 根ケ山 光一:1, [指定討論者] 高田 明#:2
1:早稲田大学, 2:京都大学

子どもは生後2年程度の間に仰向け,俯せ姿勢からおすわり,ハイハイ,つかまり立ち,つかまり歩き,そして歩行へと,姿勢・移動運動能力を急速に身につけていくが,身体面の発達は子どもと環境世界のかかわりに劇的変化をもたらす。自分の身体を物理的に移動させる力を得ることで,子どもはより自由に,より能動的・主体的に環境世界を探索する存在へと変貌を遂げるのである。姿勢・移動運動の発達を契機として,知覚や空間認知,情動,言語,社会的相互交渉など,他の多様な領域の発達がそれに連なるように発達していくさまは「発達のカスケード」と呼ばれ,乳児研究における近年のホットな研究テーマの1つとなっている。本シンポジウムでは,保育園ゼロ歳児クラスの1年間にわたる縦断観察データを,子どもと事物・他者とのかかわりという点から分析した結果を報告し,身体を基盤とした包括的な発達の様相を議論する。
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