発表

SS-067

ジェンダーの視点から考えるキャリア形成と課題

[企画代表者,指定討論者,司会者] 纓坂 英子:1, [企画者] 伊藤 裕子:2, [話題提供者] 小野寺 敦子:3, [話題提供者] 渡邊 寛:4, [話題提供者] 滑田 明暢:5, [指定討論者] 松並 知子:6
1:駿河台大学, 2:文京学院大学, 3:目白大学, 4:筑波大学, 5:静岡大学大学教育センター, 6:武庫川女子大学

ニューエコノミーのもと安倍政権は女性の活躍政策を謳ったが,女性のライフワークバランスが十分に実現されているとは言い難い。2017年の内閣府の調査よれば,男性の非正規雇用率が21.9%であるのに対して女性は55.5%を占め,女性の雇用は男性社会の調整手段として機能し,女性が安価に消費されながら社会から周縁化されている。家族の扶養や社会の利益に結びつくような男性性を体現できない男性もまた,女性と同じく社会から周縁化され,男女格差だけでなく男性内格差が生み出されている。また男性は全体として雇用や収入で女性よりも優位な位置にありながら,内閣府(2014)の調査では男性の主観的な幸福感は女性よりも低いと報告されている。本シンポジウムでは女性のキャリア形成や生きづらさは,女性問題であると同時に男性問題でもあるという観点に立ち,日本社会におけるキャリアの現況と課題,性役割の変化について議論を深めていく。
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