発表

SS-062

サブカルチャーの心理学(2)―オタクの幸福感―

[企画] サブカルチャー心理学研究会・日本心理学会連携企画, [企画者,指定討論者,司会者] 家島 明彦:1, [話題提供者] 山岡 重行:2, [話題提供者] 岡田 努:3, [話題提供者] 杉浦 義典:4, [話題提供者] 菊池 聡:5, [指定討論者,司会者] 岡田 有司#:6
1:大阪大学, 2:聖徳大学, 3:金沢大学, 4:広島大学, 5:信州大学, 6:東北大学

本シンポジウムでは「オタクの幸福感」をテーマに,サブカルチャーが社会的にあまり肯定的に評価されない人たちに幸福感と居場所を与え,社会の一員として包摂する機能について議論する。大学生世代の過半数が自らのオタク性を認める時代になり,オタクに対する否定的評価はだいぶ影をひそめたが,それは肯定的評価の上昇は意味しない。オタクも腐女子も依然として恋人や配偶者としては好ましくない存在である(山岡,2019)にもかかわらず,なぜオタクたちは趣味に熱中するのだろうか。その理由は,他では得られない幸福感であろう。QOLのような全般的な幸福感に関してはオタクも一般人も差はないが,他者から提供されるコンテンツを楽しむことで得られる受動的幸福感はオタクのほうが高いという報告もある(山岡,2016)。昨年度の「サブカルチャーの心理学(1)―オタクのスペクトラムとダイバーシティ―」に引き続き,参加者の意見も交えて討論してみたい。
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