発表

SS-056

「恐怖」の心的過程への多面的アプローチ:顔表情から映画、絵画における心理学、映画学、神経科学的検討

[企画代表者、話題提供者、司会者] 松本 絵理子:1, [話題提供者] 白井 理沙子:2, [話題提供者] 板倉 史明#:1, [話題提供者] 内藤 智之:3, [話題提供者] 稲垣 未来男#:3, [指定討論者] 佐藤 宏道#:3, [指定討論者] 苧阪 直行:3,4
1:神戸大学, 2:関西学院大学, 3:大阪大学, 4:京都大学

恐怖は生存に重要な情動であり、恐怖を感じることで危険を認識し回避する事が可能になる。恐怖は基本的にはネガティブで不快な心的体験であるという側面を持ちながら、一方で映画、絵画などの芸術面では繰り返しモチーフとして用いられ、恐怖に関連した刺激は特定の文脈においては人々を惹きつけ得るという側面も持つ。今日、恐怖関連刺激への注意・知覚に関わる研究は数多く蓄積され、恐怖刺激に対する優先バイアスや閾下反応などが知られてきている。しかし恐怖感情を喚起する刺激は多様な側面を持つことから、それらの関連性や特異性については議論を深める余地は十分にあると考えられる。
本シンポジウムでは、「恐怖」をキーとして、醜感情や恐怖に関連した刺激に対する実験心理学的な注意、知覚の研究成果並びに、フィクションにおける恐怖の描かれ方の映画学的分析、脅威表情処理の神経基盤について話題提供を行い、恐怖について多面的に論議を行いたい。

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